佐藤社長の継続OSS
電車検証交付と書き換え、いよいよ始まる
公開日: 2022年12月25日 / 更新日: 2022年12月25日
以前、2023/1/4車検証が電子化されますの記事を書いたのですが、いよいよ迫ってきました。2023年1月4日以降に新規登録や継続検査(車検)等、従来の紙の車検証が新しく発行される手続きを行った車両について電子車検証が発行されます。軽自動車については2024年1月開始予定。
目次
電子車検証に伴い大きく変わるのは3つ
1、「車検証閲覧アプリ」
電子車検証の券面は、有効期間や使用者住所、所有者情報が記載されないため、「車検証閲覧アプリ」を利用して情報を確認することができます。
2、「記録事務代行サービス」
電子車検証に搭載されているICタグの記録情報の書き換えのみの継続検査の場合、運輸支局等から委託を受けた記録等事務代行者は運輸支局等への出頭は原則不要となり、電子車検証の記録事項の書き換え及び検査標章その他帳票の印刷を可能とする記録事務代行サービスが開始されます。
3、「自動車検査登録総合ポータルサイト」
自動車の購入や車検を実施する際に必要となる申請書作成、各種手続きに関するガイドや申請様式等をまとめたサイトが公開されました。
※各種上記詳細確認は、電子車検証特設サイトをご覧下さい※
※国土交通省WEBサイトへリンクします
情報確認に必須の「車検証閲覧アプリ」
なんと言っても今までの車検証と違い、電子車検証の券面には、有効期間や使用者住所、所有者情報が記載されないため、「車検証閲覧アプリ」(PC版、スマホ版それぞれあり)を活用して情報を確認する必要があります。アプリにより、車検証情報の確認のほか、車検証情報ファイルの出力(PDF等)や車検証情報以外の情報(リコール情報等)の確認等も可能になります。
・車検証情報
・リコール情報
・車検に関するお知らせ
・二次元コード情報
・車検証有効期間お知らせサービス
電子車検証発行時や更新時に発行される「自動車検査証記録事項」と同じものを閲覧アプリからPDF形式で出力することができます。また「自動車検査証記録事項」にはICタグの内容も含めたすべての車検証情報が記載されます。
弊社では、行政の委託を受け、継続検査(車検)時、電子車検証における記録事項の書き換え及び、検査標章の印刷を弊社にて行える準備(記録事務代行サービス)を整えております。
その際に印刷する事が出来る「自動車検査証記録事項」(ICタグの内容も含めたすべての車検証情報が記載)を、車検完了時に原則、印刷してお渡しさせて頂きますので、電子車検証の中身を確認頂くことができます。
指定整備工場で車検時、書き換えができる「記録事務代行サービス」
今まで、車検証の有効期間更新に伴う、新しい車検証の発行と、検査標章発行の手続きに、管轄の運輸支局等へ出向いて、更新を行っていました。
運輸支局長等から委託を受けた「記録等事務代行者」による電子車検証の記録更新及び検査標章等の印刷を可能とする「記録事務代行サービス」が新たに開始され、車検証書換等事務を実施することにより、オンライン上で国の審査を経た車検証の情報の書き換えが可能となります。
電子車検証紙面には、車検有効期間満了日が記載されず、ICタグの中に格納されています。この情報を、車検更新手続きの電子申請を行う「継続OSS(継続検査ワンストップサービス)」を経て、国の審査が完了後、更新可能通知(書き換え通知)をもって、「記録事務代行サービス」を通じて書き換えを行い、合わせて検査標章の印刷と「自動車検査証記録事項」などの帳票類が印刷可能となります。
弊社では本年6月に国土交通省北陸信越運輸局長野運輸支局長(登録車管轄)及び軽自動車検査協会(軽自動車管轄)より委託を受け、「特定記録等事務代行者」となっており、自社にて継続検査(車検)時、電子車検証における記録事項の書き換え及び、検査標章の印刷を弊社にて行える準備(記録事務代行サービス)を整えております。
キャッシュレスまで含めてまとめた「自動車検査登録総合ポータルサイト」
自動車に関する手続きは、多種多様を極め、私たち整備事業者でも時折、詳細に確認することがあるなど複雑になっています。
自動車の検査、登録制度、必要手続きについて確認することができ、Web上でOCR申請書の作成も可能になりました。
「自動車検査登録総合ポータルサイト」から確認することができる、2023年1月4日サービス開始予定の「くるまの保有関係手続お支払い情報登録サービスWEBサイト」より、窓口申請やOSS申請をする前に申請内容と車の情報、及びクレジットカード情報を登録しておくと、車に関する税・手数料をクレジットカードで支払うことも可能になります。
※各種上記詳細確認は、自動車検査登録総合ポータルサイトをご覧下さい※
※国土交通省WEBサイトへリンクします
各種WEBサイトで最新の動向をチェックが必須
自動車業界の制度が大きく変わる過渡期であり、DX化もある程度普及しつつある今、一番大切だと考える整備の「技術力」向上を図りながら、国土交通行政の施策に対応し、安心安全な車社会のために精進してまいります。
※「電子車検証」に関する最新動向は、電子車検証特設サイトをご覧下さい※
※「自動車の検査、登録制度、必要手続き等」に関する最新動向は、自動車検査登録総合ポータルサイトをご覧下さい※
※国土交通省WEBサイトへリンクします