佐藤社長の継続OSS
スマート継続OSSシステム(自動車検査登録情報協会)
公開日: 2019年03月6日 / 更新日: 2019年03月06日
国の指定整備工場で、車検継続申請をインターネットを活用して行う継続検査ワンストップサービス(継続OSS)。
2017年4月1日より制度が開始され、まもなく1年となります。しかし、申請を行うために、標準では2つのブラウザシステム(保適証サービス・OSS申請共同利用システム)を活用しなければなりません。
この様々な制約を解消するため、自動車整備業システムメーカー様において、スタンドアロン型とクラウド型が開発され、現在では、手間無く対応することが可能になっています。
車検証のICカード化も検討されている今、この継続OSSへの対応は必須なのですが、電子保適を作成する保適証サービス(AIRAS)を所管する自動車情報管理センター(AIRAC)の一般財団法人自動車検査登録情報協会において、スマート継続OSSが開発され、リリースが始まっています。
注目すべき機能は、車検証のQRコードを読み込み、その他の必要な項目は国の車検証情報(MOTAS)より、データを反映させる(スーパー継続機能)ことができるところです。自賠責も電子化されているものは、反映することができます。
保適証サービス(AIRAS)の機能強化版のようなユーザーインターフェースにて、感覚で使うことができそうです。イニシャルコストはQRコードリーダーのみ、ランニングコストは1件あたり34円(2019/03/06現在)(スーパー継続利用料込)となっています。
指定工場の対応として、自動車整備業システムを導入している場合は、そのシステム会社の継続OSS機能を使用するのが一番、導入していないまたは、導入しているが継続OSS機能が無いといった場合に、このスマート継続OSSシステムが手間のかからない対応するためのシステムになりそうです。
自動車整備業システムと連動しないため、自社に蓄積されているお客様情報を反映するのでは無く、直接MOTASから情報を反映させるとのことで、継続OSSに対応するためのシステムと言えそうです。