佐藤社長の継続OSS
電子保適作成(クラウド型)
公開日: 2017年07月12日 / 更新日: 2017年07月12日
先日の電子保適作成(ブラウザ型)に続いて、ディーアイシージャパン株式会社「新一等書記官e-HOTEKI」(クラウド型)を使用した作成についてです。
事前にe-JIBAIシステムで自賠責を発行し、情報を連動させています。
検査員(自動車検査員)
①自動車整備業システム「新一等書記官」より、検査を行った車両情報を入力(ナンバー4桁など)し、OSS&e-HOTEKIメニューを表示。e-HOTEKI項目、運輸支局窓口タブより、保適証交付画面へ。
このメニュー画面で、OSS申請か、ハイブリッド申請か、紙保適かを選択することができます。検査証タブより、検査証情報画面、e-JIBAIタブで、自賠責情報を確認することができます。
すでに車両情報や、自社で発行した自賠責情報などは入力された状態になっています。検査員が、関係帳票類と画面の内容に相違がないか、慎重に確認を行います。
問題が無ければ、自動車検査員項目より、名前を選択し、パスワード(保適証サービスで設定した)を入力します。
登録者(事業場管理責任者、交付代務者)
②検査員が先ほどから確認している画面を引き続き確認し、問題が無ければ、適合証登録権限者項目より、名前を選択し、パスワード(保適証サービスで設定した)を入力します。その後、印刷タブより記帳&印刷で電子用適合標章を印刷します。
印刷後、再び印刷タブからe-HOTEKI送信より、保適証サービス(AIRAS)へデータを送信します。交付画面右側には、e-HOTEKIの操作状況がわかるステータスが一覧表示されています。
送信後、OSS&e-HOTEKIメニューに戻り、e-HOTEKIステータスを受信します。ここでは、あくまで「正常にデータを送信することができた」確認になりますので、引き続き、e-HOTEKI項目下にある保安基準適合証ログインはこちらより保適証サービスにアクセスし、e-HOTEKIより送信されたデータの確認(ステータス状況確認)を行っています。
ブラウザ型とクラウド型(ディーアイシージャパンe-HOTEKI)比較
保適証サービス(ブラウザ型)と比べると、クラウド型の方が手間なく送信を行うことができます。
車両情報や自賠責情報がブラウザ型では、一台、一台手入力となりますが、クラウド型ではいままで整備業システムに蓄積されている車両データを反映させて使用することができます。
e-JIBAIシステムとも連動して、チェックを行い、自賠責有効期限が足りない場合や、車検の有効期限が切れている場合なども注意のポップアップや、交付画面下に文字でお知らせをして頂けるので、「ミスがおこりにくい仕様」となっております。
今後広がっていくと思われる、継続検査OSSに対応するために、「システムが得意とする部分はシステムに補助して頂き、最後は自分の目で確認する」ことに重きを置きながら、活用していければと思っております。
今後、業界の様々なIT化に対応をしていくために、継続検査OSS対応はもちろん、自動車整備業者として、「自動車整備業システム」の必要性を深く感じています。